Gouseikey

合成繊維のメリットとデメリットで見る種類や特徴を徹底分析!

合成繊維は、わたし達が身に着ける多くの服に使われています。

よく、合成繊維と言うと、あまりよくないイメージで語られることが多いです。
実際、天然素材に比べると長持ちしなかったり傷みやすいという特性はありますが、天然繊維にはない特性もメリットもたくさんあります。

本記事では合成繊維のメリットやデメリットを解説し、繊維の特性についてご紹介していきましょう。

 

合成繊維の成り立ち

Gousei01

まずは合成繊維の成り立ちについて紹介します。

ポリエステルやナイロンといった合成繊維の主原料は石油です。
石油からキシレンという物質を取り出すのですが、この物質が合成繊維を作る上で最も大事な合成物質となります。

次に、このキシレンにその他の合成物質をくっつけ、熱で溶かしていきます。
それを細い穴の開いた口金から細く抽出することによって糸にし、織ったり編んだりする事で初めて合成繊維が完成します。

 

服に使われる主な合成繊維

服に使われる合成繊維は主にポリエステルやナイロン、アクリルやポリウレタンなどがあります。
同じ合成繊維と言っても、それぞれ使用用途や特徴が違います。

例えば、ポリエステルはシワになりにくい特徴を活かしてワイシャツやスーツなどに使われたり、汗や水が乾きやすい特徴を活かしスポーツ系のアイテムやインナーなどに使われたりします。

ポリウレタンは、ストレッチ性に優れているので、その特徴を活かしてデニムやコットンなど伸縮しない素材と混紡し、素材そのものの伸縮性を高める為に使用されます。
また、合成皮革の原料に使われたりもします。

 

天然繊維にはない特別な機能がある

Copy AdobeStock

 

天然繊維が素材の良さや特性を活かす繊維であるのに対し、合成繊維の場合は人間が様々な用途や使い方のために改良を加えることができます。

例えば、冬の厳しい寒さに欠かせないインナー。
薄くて軽いのに、着ていればぽかぽかしますよね。

昔は、綿やウール素材の分厚いインナーが主流で「生地の厚み=暖かさ」の様な認識が主に持たれていました。
また、化学繊維は吸湿性が悪い為、汗を吸うインナーとして使用するには不向きな傾向にありました。

しかし、化学繊維の改良により、吸湿性を高め、汗などの水分を熱に変える高機能な素材が開発され、それまでの常識を覆す薄くても暖かいインナーが誕生しました。
現在では、その大半が化学繊維のインナーとなっております。

 

価格が比較的安価

また、天然繊維で作られた服よりも無加工の合成繊維の場合は比較的安価であるというメリットも合成繊維を語る上では外せません。
安さを売りにしているアパレル量販店の服にはほとんど合成繊維が使われています。
しかも、一昔前よりも合成繊維の質がかなり向上しているので、温かさについては天然繊維にも見劣りしません。

 

豊富なデザイン

天然繊維の場合は無理に染色してしまうと痛めてしまうので、デザインや色に限界があります。
しかし、合成繊維の場合は様々な色に染色できるため、デザインの仕方は無限大です。

 

静電気が起こりやすい

Gousei04

先に挙げたメリットはあれど、やはり合成繊維にはデメリットもります。
その一つが帯電しやすく、静電気がよく発生してしまう点です。
特にウールのアウターと合わせてしまうと、すぐにパチパチと髪の毛が逆立ってしまうことでしょう。
ただし、着合わせによってある程度、予防・緩和することができます。

 

アレルギー反応が出ることもある

前述の通り、合成繊維は静電気を起こしやすい特性上、乾燥する季節は肌との摩擦で静電気が起きやすくなり、肌への刺激が増えてしまいます。

さらに吸湿性の悪い化学繊維を使用した製品ですと、汗をかいた時にべたついて汗疹になりやすかったり、皮膚表面が濡れる事で、肌のバリア機能が弱まってしまう事があります。

衣服は直接肌に触れる事が多い為、それらが原因となり、人によってはアレルギー反応をおこしてしまう事もあります。
肌の弱い乳児や敏感肌の方に着せる際は、肌への負担はしっかりと考慮しておきましょう。

 

 

まとめ

このように、合成繊維には天然繊維にはない良いところもたくさんあるということがわかったかと思います。

合成繊維は天然素材に比べ人工的に作られる繊維の為、特徴を活かした素材を作る事が出来ます。
また、安価な素材を使用してコストを抑えた商品を開発する事が出来ます。
特徴をうまく活かす事で様々な可能性が広がる繊維です。

今後、開発が進むことによって更に化学繊維が発展し、私達の生活がより快適で便利になるかもしれませんね!